隣のあなた。…運命の人と…


「広報部に挨拶がてら行ってこい、水島さんは……ここにいたらいい」


親父の言葉に
俺は確信した

親父は知ってるんだ……
ストーカー相手が誰なのかを。


俺は親父に紗織を任せ
広報部に向かうことにした


『俺が迎えに来るまで待ってて』


そう言うと素直に従ってくれる
……けど、その腕を掴むのは不安な現れ

すぐ戻るから……


そんな仕草さえ愛おしい。



俺はエレベーターに乗り込み
広報部へ向かう。
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