( ̄ー ̄)
序章
『此処は私立聖クロイツ女学園。ここに通う生徒は品性と知識を磨き、淑女になるため日々努力をしている。』

───「これで今日の授業を終わります。皆さん、気をつけて下校しましょう。さようなら。」
『佐倉先生、さようなら。』

帰りのSHRが終わって、生徒が一斉に帰り支度をはじめる。

私、春日清羅(かすが きよら)も、その1人だ。

「きーよーらっ♪ 部活行こ!」
「なっちゃん! うん、行こ行こー」

小学校からの親友である一條夏姫(いちじょう なつき)とお喋りをしながら、一緒に部室へ行く。
清羅も夏姫も、剣道部に所属している。
自慢ではないが、二人とも強い。全国大会に出場するほどのレベルだ。

「さて、今日も頑張りますか!夏姫~部室終わったらアイス食べに行かない?」
「行く行く!よっしゃあやる気出た!」
「簡単なんだから(笑)」

たわいもない話をして、練習着に着替えた。
清羅達の剣道部は全国大会の常連校なので、練習もそれなりにキツイ。けれど、キツイ代わりに充実感もあるので、清羅は練習は苦ではないと感じていた。
「やぁーーーー!!!」「めーーーーん!!!」
今日も部活が始まる。
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