麗雪神話~青銀の王国~
「建物が高いね。あ、あそこにもあそこにも青プミールが飛んでる。すごいな」
ディセルの呟きの通り、建物は他の国と比べてひとつひとつがかなりの高さをもっていた。
一番低い建物でも、十階くらいはありそうだ。
建物には必ず、プミール発着用の足場がついている。
これだけ高いところを飛ばせても、青プミールはほとんど疲れないのだろう。さすがである。それは戦にも有利であることを意味する。
それだけの有利な軍事力を有していながら、サティエイトは平和を愛する国だ。浮島だけをその領土とし、他国を侵略しようとはしない。その点でトリステアとも合意し、頻繁に交流がある。
セレイアたちは中くらいの規模の宿をとったが、値段はかなり安かった。
そして宿で供される食事のおいしいことときたら、頬が落ちるようだった。
ふんだんに使われる銀食器の美しさに、目でも楽しめる。
銀細工でレース模様の施されたティーカップで、セレイアとディセルが食後の紅茶に舌鼓を打っていると、隣でサラマスがぶちぶちと文句を言い始めた。
ディセルの呟きの通り、建物は他の国と比べてひとつひとつがかなりの高さをもっていた。
一番低い建物でも、十階くらいはありそうだ。
建物には必ず、プミール発着用の足場がついている。
これだけ高いところを飛ばせても、青プミールはほとんど疲れないのだろう。さすがである。それは戦にも有利であることを意味する。
それだけの有利な軍事力を有していながら、サティエイトは平和を愛する国だ。浮島だけをその領土とし、他国を侵略しようとはしない。その点でトリステアとも合意し、頻繁に交流がある。
セレイアたちは中くらいの規模の宿をとったが、値段はかなり安かった。
そして宿で供される食事のおいしいことときたら、頬が落ちるようだった。
ふんだんに使われる銀食器の美しさに、目でも楽しめる。
銀細工でレース模様の施されたティーカップで、セレイアとディセルが食後の紅茶に舌鼓を打っていると、隣でサラマスがぶちぶちと文句を言い始めた。