麗雪神話~青銀の王国~
「だめだだめだ、辛い物が少なすぎるぜこの国は。刺激が足りねーっ!!」
どうやらサラマスは、昼食がお気に召さなかったらしい。
確かに、たくさんの野菜で色とりどりに盛り付けた野菜炒めやレンコン揚げは、とてもおいしかったが、味付けはあっさりとしていた。
ヘルシーで、女性としては嬉しかったのだが…。
「もっとガツンと、肉に肉に肉、それに唐辛子! って料理が良かったのによぅ」
「…うるさいわよサラマス。
ゆっくりお茶させてちょうだい」
うるさいのでセレイアがぴしゃりと言うと、サラマスはじっとりとした視線でセレイアの紅茶に目を向けた。
「茶、ねぇ…そんな味の薄そうなもん、うまいのか?」
「もちろん美味しいわ。キャラメルバニラティー…う~ん香りも素晴らしいのよね~」
「どれ」
当然のように腕を伸ばして、サラマスはセレイアのカップを奪い、ごくごくと一気飲みした。
これに跳び上がりそうなくらい驚いたのはディセルだ。
―セレイアが口をつけたカップで、飲んだ!?
どうやらサラマスは、昼食がお気に召さなかったらしい。
確かに、たくさんの野菜で色とりどりに盛り付けた野菜炒めやレンコン揚げは、とてもおいしかったが、味付けはあっさりとしていた。
ヘルシーで、女性としては嬉しかったのだが…。
「もっとガツンと、肉に肉に肉、それに唐辛子! って料理が良かったのによぅ」
「…うるさいわよサラマス。
ゆっくりお茶させてちょうだい」
うるさいのでセレイアがぴしゃりと言うと、サラマスはじっとりとした視線でセレイアの紅茶に目を向けた。
「茶、ねぇ…そんな味の薄そうなもん、うまいのか?」
「もちろん美味しいわ。キャラメルバニラティー…う~ん香りも素晴らしいのよね~」
「どれ」
当然のように腕を伸ばして、サラマスはセレイアのカップを奪い、ごくごくと一気飲みした。
これに跳び上がりそうなくらい驚いたのはディセルだ。
―セレイアが口をつけたカップで、飲んだ!?