麗雪神話~青銀の王国~
「今晩の夕食は一緒にとらないかセレイア。君ともう少しいろいろなことをわかり合えたらと思っているんだ」
そう言ってセレスははにかむように笑った。
おそらく大抵の女性をめろめろにしてしまうだろうその微笑みにも、セレイアはまったく心動かされなかった。
「遠慮しておきます。…あなたってちょっと軽い人なのね。噂ではもっと堅い人だと聞いていたのに」
セレイアが冷たく吐き捨てると、セレスはちょっと困ったような表情になった。
「君が、私にとって特別なだけだ。
今まで、武芸よりも心惹かれる女性など、いたためしがなかったが…
君と出会った時、この人が運命の人だと、思ったんだ。
そういう女性を見つけたら、私は迷わない。まっすぐに、その人を想う」
熱く語るセレスを、セレイアは冷めた目で見る。
「…それはそれは。でも私の運命の人は別にいるので、残念ですが私のことは諦めてください。私、人さらいのことを好きになることなんて、ありませんから」
「運命の人がいるって、それは恋人がいるということか?」
「ええ、います。ずっとずっと、好きな人がいるんです。ね? 諦めてください」
セレスはむっと眉をしかめたが、すぐに気を取り直してこう言った。
「では、私は君を振り向かせるだけだな。
この私相手にそこまで冷たくできるなんて…ますます面白いぞ、セレイア」
どういう思考回路をしているのだろう。
そう言ってセレスははにかむように笑った。
おそらく大抵の女性をめろめろにしてしまうだろうその微笑みにも、セレイアはまったく心動かされなかった。
「遠慮しておきます。…あなたってちょっと軽い人なのね。噂ではもっと堅い人だと聞いていたのに」
セレイアが冷たく吐き捨てると、セレスはちょっと困ったような表情になった。
「君が、私にとって特別なだけだ。
今まで、武芸よりも心惹かれる女性など、いたためしがなかったが…
君と出会った時、この人が運命の人だと、思ったんだ。
そういう女性を見つけたら、私は迷わない。まっすぐに、その人を想う」
熱く語るセレスを、セレイアは冷めた目で見る。
「…それはそれは。でも私の運命の人は別にいるので、残念ですが私のことは諦めてください。私、人さらいのことを好きになることなんて、ありませんから」
「運命の人がいるって、それは恋人がいるということか?」
「ええ、います。ずっとずっと、好きな人がいるんです。ね? 諦めてください」
セレスはむっと眉をしかめたが、すぐに気を取り直してこう言った。
「では、私は君を振り向かせるだけだな。
この私相手にそこまで冷たくできるなんて…ますます面白いぞ、セレイア」
どういう思考回路をしているのだろう。