麗雪神話~青銀の王国~
第二の試練がはじまった。

今度の試練は、ひとつめの試練とはだいぶ趣が違うようだ。

一つ目の時は全員が廊下で待ったが、今回は一人一人、別室で試練がはじまるまで待つようにとのことだった。その際、こう補足説明された。

ラピストリにふさわしい者として、待つように、と。

きっとのぞき穴から誰かが監視しているに違いないと、セレイアは踏んだ。

それで、さっきから少しだらしなく、椅子に腰かけて待っている。

きっと何かが起こる。

それを待って、半時ほどたった頃。

突然、けたたましい鐘の音がセレイアの耳をつんざいた。

(なっ、何っ!?)

セレイアはわずかに腰を浮かし、あたりに視線を走らす。

この鐘は、おそらく非常事態に鳴らすものだ。

たとえば火事や、敵国が攻めてきた時のような―――

すぐにでも駆け付けようと立ち上がりかけ、はっとした。

(もしかして、これが第二の試練なんじゃっ!?)

何かが起こると踏んでいた、その何かが、きっとこの非常鐘なのだ。
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