みんなの冷蔵庫(仮)1
「うん、嘘」


しれっと言うな! しれっと!


「なんなのあんた?!」


苛立ち混じりに叫ぶ私を、男はじっと正面から見て、悪びれる様子もなく微笑み、また長い前髪を指で払った。

この、おそらく彼の癖であろう動きが、私の神経を逆なでする。


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