みんなの冷蔵庫(仮)1
「その……レディを立たせる訳にはいかないので、お言葉に甘えて、着席させていただきます」


そう言ってぎこちなく座る大きな体を見ると、なんだかおかしくて思わず笑ってしまう。


「すみません」


恥ずかしそうに、じとっと見る佐田さんの視線に謝りつつも、笑いが止まらない。
照れながらちょこんと座ろうとする姿が、なんだかあまりにも可愛くて、おかしくて。

何度も俯き、息を吸って落ち着こうとするが、顔を上げると、少し顔を赤くして体を固くし、居心地悪そうに座る佐田さんが目に入り、またぷっと吹き出してしまう。


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