みんなの冷蔵庫(仮)1
「鳥政(とりまさ)まででよかったですか?」


佐田さんがバイト先の名前を言う。
教えてもないのに知っていること、今更驚かないけど。


「はい。お願いします」


ルームミラーでこちらを確認した後、車は滑るように発進した。




沈黙が苦しくて運転席をチラチラと見た何度目かで、ルームミラー越しに目が合った。


「疲れたでしょう? 今からまたアルバイト、大丈夫ですか?」


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