みんなの冷蔵庫(仮)1
静かにドアが閉まって一人になると、体に張り付いて重いTシャツを脱いだ。

Tシャツが通った時に痛みがして、見ると手首がぐるりと青紫色になっている。
さっき男に掴まれた時にできたみたいだ。

淡いグリーンのシフォンブラウスに着替えながら、先程の事を思い出すと、背筋がゾクリとした。

そして、どうしてあんなにタイミングよく佐田さんが来てくれたんだろう、と思う。
明日の朝迎えに来るって言っていたのに。

デニムのショートパンツに履き替えて、髪をドライヤーで軽く乾かし、トートバッグに財布や携帯を突っ込む。


< 239 / 491 >

この作品をシェア

pagetop