みんなの冷蔵庫(仮)1
今までシグマにこんな風にはっきり自己主張された事がないから、私は戸惑う。
今までのシグマと言ったって、ほんの子供の時だ。そんな頃しか知らないんだから、殆ど知らないのと一緒なんだけど。
とにかく私はシグマの腕を解く事を諦め、力を抜いた。
「部屋広いんだから、二人でいよう? 寂しいじゃん」
シグマが腕を離し、シグマらしい――私が知っているシグマらしい――ほんわかした笑顔を見せた。
その人懐っこい笑顔がまた小動物みたいで。
私は「寂しいなんてかわいい奴め」と、母性本能をくすぐられた。
今までのシグマと言ったって、ほんの子供の時だ。そんな頃しか知らないんだから、殆ど知らないのと一緒なんだけど。
とにかく私はシグマの腕を解く事を諦め、力を抜いた。
「部屋広いんだから、二人でいよう? 寂しいじゃん」
シグマが腕を離し、シグマらしい――私が知っているシグマらしい――ほんわかした笑顔を見せた。
その人懐っこい笑顔がまた小動物みたいで。
私は「寂しいなんてかわいい奴め」と、母性本能をくすぐられた。