みんなの冷蔵庫(仮)1
「キョンキョンどこ行ってたの?」


口の中をモゴモゴさせながら言うシグマを見ると、ご飯を平らげていたのでそのお茶碗を受け取り、テーブルの端に置いたお櫃からおかわりを注ぐ為に立ち上がった。

京極とシグマの座るちょうど真ん中に来る事になり、私はお櫃の蓋を開けながら京極の顔を見た。

やはり、何となく朝よりも疲れているように見えた。


「病院。騒ぎになるのを避ける為、父は入院してる事になってるんだ。見舞いくらい行かないと不自然だろ? その後、少し父の会社に寄って来た」


京極は箸を置き、軽くため息を吐いた。

吐息に色が着いたみたいに、色っぽく感じた。


「仕事は?」


確かテレビで見た時は広告代理店勤務と言っていた気がする、と思いながら聞いてみた。


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