みんなの冷蔵庫(仮)1
ぺんぺん(ほぼ確定)は慌てて私達の前に回り込み、私の右肩、シグマの左肩をしっかり掴んだ。


「頼む、ぺんぺんはやめよう。京極だ」


キョウゴク?


「苗字が? 名前が?」

「じゃキョンキョンだ」


ほとんど同時に言う私達に、(暫定)キョンキョンはがっくりとうなだれた。


「シグマ、お前なぜそんなに無駄な発想が次々と……」


くっきりとした二重の瞳に、苛立ちが浮かび始めていた。

あ、怒るかな。

シグマに免疫ない人はついていけないよな。

私も久々だからさっきはイラついたし、なんて思いで見守ってると、シグマは「あれ?」て顔をして首を傾けた。


「ぺんぺんの方がいいとか?」


私はたまらずブホッと吹き出した。


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