みんなの冷蔵庫(仮)1
そうだ、シグマはこういう奴だった。
いつもその場の空気を春にする。


「ぺんぺん、用件を早く言って」


私はニヤリと意地の悪い顔で言う。散々小ばかにされた仕返しだ。


「くらら、悪ノリしないでくれ。ぺんぺんなんて明らかに人の名前としておかしいだろ!?」


必死に抵抗するのを無視し、シグマと私はすたすたと奥へと進んだ。

使用人の人達も皆靴を履いてるし、シグマも脱がないから、土足で入るスタイルみたいだ。



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