カフェには黒豹と王子様がいます
 それを見てフフッと笑う香織さん。

 その香織さんを見て、優が嬉しそうにしている。

 その優を見て、ほっとしている西口さん。

 なんか丸く収まった気がする。


 恭一が、豊川の肩を組むように、どすっと腕を置く。

「と・よ・か・わ。夜道は気を付けた方がいいぞ」

「え?!」

「だから僕も言ったろ?小野田に闇討ちされるぞって」


 こっちの方はまだひと波乱ありそうだけどね。


          おしまい
< 421 / 443 >

この作品をシェア

pagetop