真夏の夜のツンデレラ〜今夜は私を愛して〜
「いらっしゃいませ」
お店の戸が開いて、声をかけると
そこには辞めた会社の後輩とその恋人であり、会社の社長の姿があった。
「先輩のオススメ下さい。」
「そうね…まるごとイチゴの生クリームサンドがオススメよ。」
サンドイッチを紙袋にいれる。
会社の受付け嬢として働いて来た頃と比べたら楽すぎる仕事だ。
「私が辞めて淋しいんじゃないの?」
「いえいえ、嫌味な先輩がいなくなって、日々、穏やかですよ」
「生意気なんだから」
くすくすと2人の笑い声が店内に響く
うしろから「誰か知り合いでも来てくれたの?」と赤ん坊を抱きながら亜星が顔を出す。
ねえ、光太…ごめんね。
許してくれるかな?
私は今
最高に幸せだよ。
END
一ノ瀬 祐

