真夏の夜のツンデレラ〜今夜は私を愛して〜


「そんなに私と結婚したいならしてあげてもいいわよ?

けど、安く見ないで?」


「婚約指輪?高いのが欲しい?」

「そうじゃなくて…

一生私を幸せにできないなら、すぐに離婚してやるんだから。」

「それなら大丈夫!任せろよ」

頼りあるんだか、無いんだか…

「誓いのキスしよ?」

どちらともなく呟いた言葉で

そっと唇を重ねる。





一年後


「あらあら、よく来たわね」

お義母さんが、待ちきれないと言った様子で

私の腕の中かから、女の赤ん坊を受け取り抱きしめる。

「名前…本当にそれで良かったの?柑奈ちゃん、亜星に気を使ったらだめよ?」

「いえ、私が言い出したことなんです」


「花奈、おばあちゃんに抱かれて嬉しそうね」

私の言葉に亜星も頷く。


亜星の喪った大切な人を

今度は2人で大切に育もう?

そう伝えたのは私で、亜星は亡くなった前の奥さんから名前をもらうことに躊躇いがあったみたいだけど

2人で話し合って決めた。


私達は今

失うばかりでなく

新しい命を大切に護り育んでいくことにした。




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