真夏の夜のツンデレラ〜今夜は私を愛して〜


畳の部屋なんて初めてで、足が痺れる。

テーブルを挟んで向かいに

亜星の両親、祖父母、車を運転していたお兄さん。

テーブル横に若い男性2人、私と亜星に

大きく開け放たれた背後にある襖の部屋で小さな子供達が5、6人戦いごっこをして遊んでいる、


どういう状況なのか分からないけれど、私が澄まして座っていると、口を開いたのは亜星の母親だった。



「突然、来るんだもの、お茶受けも何もなくてごめんなさいね」

「いえ、こちらこそなんの手土産もなく申し訳ございませんわ…」


突然というより、むしろ私は何も知らされずに連れて来られた。


「それで、この方がこの間、電話で話していた彼女か?」と亜星の父親が聞いた。


ん?

なんのこと?


わけも分からず微笑んでる私の横で「そう!俺、彼女と結婚しようと思ってるんだ」と笑顔で語った。


ん?

結婚?

誰と誰が?


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