真夏の夜のツンデレラ〜今夜は私を愛して〜
それを受け入れた今、この瞬間
守るための防具を失った私は
怖くて
自分が嫌で
情けなくて
どうしていいか分からなくて泣いていた。
愛する人を二度と失いたくない。
私はそれ故に
結婚を遠ざけ
幸せになってはいけないという思いから
1人に絞って誰かと付き合うことができなかった。
今も
光太の奥さんは…。
私の肩を抱き寄せた亜星の、温度が
優しく心の中に浸透していく…。
「愛してたんだよ…
だからこそ
私は幸せになれない。」
その声が
天国にいる光太に響いただろうか…
私はあなたを愛してた。
言えなかった言葉が…
流せなかった涙が…
こぼれ落ちて
天国にいる光太のそばをさらさら流れる川になるだろうか…?
「愛して…ごめんね。」