野獣の誘惑
私が食べ終わるのを待っていたのか
私が食べ終わると行くぞ!と言いながら席を立つ 私が席を立つのを待ってる



これは行かないといけないだろうか?



腕を掴まれ歩き出した
今度はどこに連れて行かれるんだろう



不安だ



「聞きたい事がある。」




そう言いながら歩く
しばらく歩くと 開発と書かれた中へ
そして 研究1の部屋に入った



デスクとソファーがあり そこに座らされる



私の前に立ち 腰を屈め匂いを嗅ぐ




「シャンプー何使ってる?」



答えないといけないの?でも 早く離れて欲しいから答える



「マリン。」



「柔軟剤は?」



私の胸元を嗅ぐ どきんと心臓が跳ねる



「フレグランス・・・」



「香水は?」



私の首に鼻を近づける



「付けてない。」



「やっぱり。」



クスッと笑う彼はとても色気を含んでいた



< 9 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop