ワンコorオオカミですか!?




王子様ルックスなのに毒舌で仕事には容赦なく、プライベートでは会社の女に手を出すような面倒くさい事をする必要が無いぐらい充実しているとかしていないとか。


人を寄せ付けない、完璧なオーラを出しているので、俺も余り関わったことはなかったけど。


こいつに憧れていると言う女性社員は何十人といるから不思議だ。


ネクタイもしない日もあるぐらい、だらしなくスーツを着崩すのにダサくも厭味にもならない人。

この人も変わっていると思う。

美冬に執着しているようで俺はずっと気に食わなかったのに、それは俺の思い違いだったのかもそれない。

「そうだ」
「はい?」
「あの女、ソファに押し倒したら、震えるだけで抵抗しなかったぞ」
「そんな事したんですか」

やっぱりこいつの家で何もなかったとか嘘じゃないか!
今日は美冬に昨日何があったのか、しっかりと教えてくれるまで離してやらないことにする。

「あんな女の何処がそんなに良いんだか」

「貴方には分からないんじゃないですか? 美冬じゃなくてサンタに会いに来るぐらいですからね」

ニヤニヤと笑うと、意外と真面目な顔で返される。


「俺は我儘でも天然でもツレナイ美人でも、どうでもいい。俺が会いたいのはサンタと可哀想な名前になった俺の猫だ」
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