ワンコorオオカミですか!?
狼くんとの甘い時間はほんの数分の夢の時間だった。
簡単に瞬き終わってしまう。
「こんの馬鹿地山! 俺に殴られるか蹴られるかどちらかに決めやがれ!」
会議室で、珍しく浜崎部長もいる中、紺野さんと私で浜崎部長に今までの流れ等を伝えていた時だった。
美国部長が不機嫌マックスで会議室のドアを開けると私を睨み付ける。
その鋭い瞳で、既に隣の浜崎部長は固まってしまっている。
「お前ら、休憩ルームで馬鹿騒ぎして楽しんでいたらしいなぁ」
「き、休憩中ぐらい楽しんでも良いじゃないですか!」
何で休憩中の事まで美国部長に不機嫌にされなきゃいけないの。
「俺にはその休憩すら無かったんだよ。お前の初クライアントの観月さまが、何故か俺にばかり連絡寄越してきてな」
「観月さまが……」
それはちょっとショック。
「片手だから多少仕事の進みが落ちると言うのに。お陰様で昼飯なんか食べてない」