ワンコorオオカミですか!?
文句を言いつつも、某ドーナツ屋さんのドーナツ10個セットを箱ごとテーブルに叩き置いた。


「依ってこれは俺の昼飯だが、お前らも食べたければ一個ずつ好きなのを食え」

「……………」

なんて酷い。

さっきの爽やかな狼くんの差し入れとは違いスマートじゃない。

これ、美国部長なりの差し入れの仕方なのだとしたら、かなり変わっている。


「でもそれって、悔しくないの? 今日の会議の結果とか見積り書とかは貴方に任せるから頑張りなさいよ」

「は、はい。もちろんです。やらせて下さい!」

「当たり前だろーが! さっさと取り返せ」

「どうせ美国部長がタイプなだけで用もないとは思うけどね。一応気を付けなきゃね」

飴と鞭と鞭と鞭を貰いながら、それでもこの二人のお陰で会議はあっさりと終わってしまう。


急いで観月さんに電話して、今日の話の内容などを伝えて質問はないか尋ねた。




観月さんからは、美国部長に恋人がいるかと質問されただけだった。
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