歪~ibitu~
そこからの眺めが綺麗な事!
眼下に小さく建物が見えて、前には海。
遠くまで広がる水平線に日がさしかかっている。
「ごめんね、律くん!学校の後だったし、あんまりゆっくり案内出来なかったね。」
「いや!そんなことねーよ!こんな綺麗な場所来れたんだから!」
そう言って後ろを振り向いた時だった。
「………………っ!………うぅ。」
何故か突然千夜が泣き出した。
突然の事に驚いたのは俺だけで、みんなは当たり前のようにしている。
特に千郷は笑っているような気がした。
「すみません、千夜は体調が悪いみたいなので、お先に失礼します。」
誓が千夜の肩を支えてこちらにお辞儀をする。
支えてられた千夜は力なく誓寄っ掛かったまま涙を流して言った。
「う…………ふぇ………ゆ、柚にぃ………。」
柚にぃ?誰の事だ?