眠りにつくその日まで
教室に入ると、少し変な空気だった。


もう少し詳しく言うと、"いつもどおり"に振る舞おうとしている、そんな空気だった。



私はまた溜息をついて席に着く。


溜息と同時に、勝手に涙も滲んでくる。



目が痒いふりをして、涙を拭って、スマホを開こうと思ったけれど、スマホと美雨の関係性は深すぎて、私は手にしたスマホの画面を机の上に伏せた。



そして、自分も机に突っ伏した。



美雨がいない今、学校ですることなんてほとんど無いような気すらしてきた。




そのままウトウトとまどろんでいたら、朝のHRのチャイムが鳴った。


私はだるそうに見えると思う動きで体を起こした。



しかし、チャイムから5分たってもティッティーは現れなかった。
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