眠りにつくその日まで

デジャヴ。

そんな言葉が脳裏をよぎる。


まさか、ね。



クラスを見渡して、空いている席を確認する。


しかしそれは、ティッティーが来ないのをいいことに、友達の机の所に行っている子達の席だ。


それ以外で空いているのは、美雨の席だけ。


私はその長くて綺麗な黒髪を思い出して、また涙がにじんできた。


やだもう。



早くティッティー、来てよ。


時計を睨んで、扉を睨む。


二日連続で先生が遅れてくるなんて、高校に入って、いや、生まれて初めてだ。
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