お隣さんは意地悪センセイ!

▼初恋は実らない?







「だげだああまさみい"い"い"〜」



「何々?うるさいから…ちょっ、ひっつくなアホ」




いつものように登校していると前に武田正美を見つけあたしは後ろから飛びついた。




「朝っぱらから何なのよ?ムダにエネルギー使いたくないからさっさと話して」



あたしの腕を振り払い、武田は呆れながら言った。



「わたくし、高梨結芽、17歳は、この度櫻木先生に告白を致しましたでごさいます」




「………はぁ?今なんて?」




武田はあたしの顔を見て顔を顰める。




「だから…告白、した…してしまったああああ」


本当、ついうっかり。



「で、返事は?……大方検討つくけど」



なんて、武田はあたしを見てフッと笑った。



< 165 / 206 >

この作品をシェア

pagetop