彼の優しさ
「……頑張る。」むすっとした顔を見せる藍につい頭を撫でると上目使いでこっちを見上げてきた。
…これは…キスして良いのか?誘われている気がしているのは俺だけ?
ふら~っと誘われる様に藍の唇に俺のを付けようと少し屈もうとすると
「にゃ~~」と一匹の声。
───邪魔された。そう思って藍の方を向くと真っ赤になってうつ向いていた。…まだキスは無理かな…。残念に思いつつ
「藍、」
「ひゃい!」と言うと
「取り合えず、座ろうか。」と言うとソファーに藍が座るとおどおどしながら自分用のマグカップを持った。…中身はどうやら抹茶っぽい色をしている。
ふと、足元を見るとなにかを咎める様にして俺を見ているアズサ。…一丁前だな。