敏腕社長に拾われました。
「ホントに?」
「智乃って疑り深いんだな。俺がどんだけ智乃のことが好きなのか、今からたっぷり教えてやるから覚悟しておけよ」
虎之助は私の体を抱きしめて、耳朶を食む。
「あ、んっ……虎之助……」
我慢していた甘い声が出てしまい、恥ずかしさに体を捩る。
「動くな」
耳朶を食んでいた唇が、愛撫する場所をゆっくり移動させていく。首筋をたどり、頬をなぞると唇を塞ぐ。
「ん……っ」
虎之助は唇を貪ると私が薄く息をした隙に、その隙間から舌を割り入れてくる。口内を甘く刺激され舌を絡めとられると、体から徐々に力が抜けていった。
浩輔と同棲はしていたものの、男性経験は少ない。その辺りに関してごく一般的な知識しかない私は、虎之助にされるがまま。
虎之助の舌の動きに翻弄されている間にパジャマのボタンは外されていて、シャワー上がりの素肌がさらけ出されている。
「ブラ、付けてないんだ」
「だってシャワー浴びたし、それに……」
今日はおまえを抱くって言ったじゃない。心の中でつぶやくと期待していた自分が恥ずかしくなって、虎之助の目の前に顕になっている両胸を隠した。