心の傷と爪痕を辿って


だから、

今日蘇りかけたあの記憶があたしに思い出せって言ってるみたいで怖かった。


あんなに知りたがっていた真実を知るのが怖かった。







でももう、一人じゃない。


今あたしの隣には麗奈がいる。


傷のカタチは違うけれど、
同じように心に傷を生った仲間がいる。


もう、怖くなんかない。






怖くなんかないよ。





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