ハッピーアワーは恋する時間
「あぁ、そうだろうね。式に来てた社内の人たちって、ケイちゃんだけじゃなかったし」
「うん。でもね、みんな未散のこと心配してる。だからホント、電話くれてよかった」
「ありがと。こういう時、社内恋愛って嫌だよね。まぁ、ああいうことは滅多に起こらないだろうけど・・あ、そうだ。あのね、ケイちゃん」
「なに?」
「電話したのは、そのー・・・旅行をキャンセルしたくて」
「あ!そうよねっ!うんっ、分かった。中島さんはどうするんだろ」
「さあ。悪いけど私の分はキャンセルさせてもらって、後どうするかは、あの人に直接聞いてもらっていいかな」
「もちろん!うん!」とケイちゃんは元気よく答えた後、「あのさ」と言ったとき、またヒソヒソ声になっていた。

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