ハッピーアワーは恋する時間
「・・・ぅ・・・」
「未散」
白い壁、機会音、特有の匂い・・・。
どうやら私は、病院のベッドにいるらしい。
無意識に左手を見ると、やっぱり薬指に指輪はなかった。
だけどつけていた跡が、うっすら残っている。
手を見たついでに、自分がもう、ウエディングドレスを着ていないことに気がついた。
「未散」
「・・おかあさん・・・」
あぁ私・・・なんで頭の血管が切れてないんだろう。
なんで都合よく、記憶喪失になってないんだろう・・・。
「よかった」
「あの・・・」
「博文さんならここにはいないわよ。お母さんも、もう二度とあの人の顔は見たくないから」
「うん。でも・・話し合い、じゃなくて離婚、しなきゃ。離婚届・・・」
「ヒロくんが取りに行ってくれてる。それから靖(やすし)が、あの人のこと、見張ってるから。ここには監視無しでは来させない」
「・・・ありがとう、お母さ・・うっ、ううぅ・・・」
「もしお父さんが生きていたら、絶対あの人のこと、逮捕してるよ」
「ホント・・・。もうわたし・・・」
「今は泣けるだけ泣いておきなさい」
「ん・・・」
私は、母に頭を撫でてもらいながら、子どもみたいに泣きじゃくった。
「未散」
白い壁、機会音、特有の匂い・・・。
どうやら私は、病院のベッドにいるらしい。
無意識に左手を見ると、やっぱり薬指に指輪はなかった。
だけどつけていた跡が、うっすら残っている。
手を見たついでに、自分がもう、ウエディングドレスを着ていないことに気がついた。
「未散」
「・・おかあさん・・・」
あぁ私・・・なんで頭の血管が切れてないんだろう。
なんで都合よく、記憶喪失になってないんだろう・・・。
「よかった」
「あの・・・」
「博文さんならここにはいないわよ。お母さんも、もう二度とあの人の顔は見たくないから」
「うん。でも・・話し合い、じゃなくて離婚、しなきゃ。離婚届・・・」
「ヒロくんが取りに行ってくれてる。それから靖(やすし)が、あの人のこと、見張ってるから。ここには監視無しでは来させない」
「・・・ありがとう、お母さ・・うっ、ううぅ・・・」
「もしお父さんが生きていたら、絶対あの人のこと、逮捕してるよ」
「ホント・・・。もうわたし・・・」
「今は泣けるだけ泣いておきなさい」
「ん・・・」
私は、母に頭を撫でてもらいながら、子どもみたいに泣きじゃくった。