今日こそ絶対に自殺します。






ーーーそんな日々が何年も続き、俺は地元の中学校に入学した。



本当はもっと頭のいい私立の中学校に行くはずだった。



だけど、今まで以上に勉学に励むという条件で、無理を言って進学先を地元に変えてもらったのだ。






なぜかというと、それはーーー




「ーーーたっちゃん!!」


「……光」




光と同じ中学に通いたかったからーーー







ーーー入学式当日の朝。


俺は正門前の桜の木の下で、光と待ち合わせをした。




「うわーたっちゃんが学ラン着てるー!」


「なんだよ……変?」


「うん!ちょーちょーちょー変!!」


「……っ…」



俺は少し大きめの自分の学ランを見た。



似合わない…のかな……




「ふふっ」



光は悪戯っぽく笑うと、いきなり俺の頭をクシャクシャっとした。



「うわっ!」


「へへーん!これで似合う!」



光は舌をべーっと出すと、正門の中へと走っていった。




「…あ!ちょっと!…光!」



俺もすぐにそのあとを追ったーーー











ーーーセーラー服を身につけた光の後ろ姿は、やっぱり以前と変わらず光っていた。




青空、太陽、桜の花びら、



そしてーーー





「たっちゃんはやくー!!!」




光の後ろ姿ーーー






この風景に、俺はドキドキしていた。



これから始まる中学校生活が


楽しみだったんだーーー







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