今日こそ絶対に自殺します。






ーーーとは言ったものの……



「………」



教室の中、俺はあまりにも緊張しすぎて何一つ喋ることができなかった。




それもそのはず、以前通っていた私立の小学校では、全員が全員教科書や黒板としか向き合っていなかったからーーー








「千崎くん、 ノートここに置いとくね」


「…あ、はい。
ありがとうございます…」



「おーい千崎!
ちょっと頼みごとあるからこっち来てくれ!」


「…は、はい」




気づけば常に敬語。



それは最初だけではなく、いつまでもいつまでも続いた。





「千崎くんって顔はかっこいいけど……
喋りづらいよね」



同じクラスの女子からはそんなことを言われるようになり、





「あいつの机の中に芋虫入れとこうぜ!」





ーーービローン


「うあああああ!!!」


「ぎゃはははは!!!」



男子からは嫌がらせの対象にまでされた。






ーーーそんな毎日が過ぎていく中、



「たっちゃん!!」


「あ、光……」



光とだけは普通に喋ることができたんだ。






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