今日こそ絶対に自殺します。





保護された後、光はすぐに丘のふもとの精神病院に送られた。




なぜなら光は、幼い小さな体では抱えきれないほどの『ショック』や『トラウマ』を抱えていたからだ。




それによるフラッシュバックや幻覚。



病院に送られた後も、光はその症状にずっと苦しまされていた。





ーーー小学4年生になり、光はやっと学校に通えるようになった。



しかし、完全には症状を抑え込むことができず、薬を飲む生活が続いていた。



薬を飲んでも、ふとした瞬間に蘇ってきてしまう過去の映像。



「ヒー…ヒー…」



そのたびに彼女の呼吸は乱れ、精神状態は一気に崩れた。








ーーーそんなある日、彼女はなんとなく丘の頂上まで歩いてきたときがあった。



目の前に広がる大きなお屋敷のような家。


その内の一つの窓に、ある少年の姿が見えた。




「っ!!」


少年はどこまでも暗く、どこまでも悲しい顔をしていた。



光はその少年を見て、ふと思ったのだった。




ーーーあの子を助けてあげたい、と。





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