【完】サックスパートの日常





「出てくださいっ!」




そう即答したのはナミちゃん。



きっと、アルトサックスひとりだけじゃ不安なんだろう。




「出ましょうよ、結菜先輩。もうこれ強制です。」




ニコリと笑うのはななちゃん。





「そうですよ。アルトひとりでテナーふたりとかバランスも悪いですし。」



珍しく理論的な舞ちゃん。






「んー…どうしようかな。」





と、チラリと和樹くんを見ると見事目があった。





< 129 / 133 >

この作品をシェア

pagetop