【完】サックスパートの日常




「結菜先輩。」



そして今度はななちゃんが抱きしめてくれます。



「っ、ななちゃん!私の彼氏にならない?あっ、彼女でもいいよ!」




そして私の愛の告白です。




「あははは、何言ってるんですか先輩。先輩には舞ちゃんがいるじゃないですか。」




ななちゃんにそう言われる。





「むー。舞ちゃんは…舞ちゃんとは浮気してるの!だからななちゃん……」




ギューっとすると和樹くんに引き離される。



「結菜先輩、やめましょう。テンションおかしいですよ。」




「なによう。あっ、もしかして和樹くんななちゃんのこと好きなんだな〜!ヤキモチ?そうなんだな?」




からかうように言うとガン無視される。





「結菜先輩、ただいまです〜」




そして戻ってきた舞ちゃん。




「「おかえりー」」




みんなで言うが、和樹くんだけ言わない。




「……和樹も言ってよ。」




「そうだよ、和樹くんひどいよー。」




「は?俺何も……」




「てか、舞ちゃん、メガネ変えた?」




「えへへ、変えましたよー」



「それ今関係なくないですか。」




「確かに。」




「ななも和樹くんも冷めてるなー。まったく!」



「てか、さっきから一年生放置じゃないですか。一年生、話に入ろう。」





「「結構です」」





サックスパート。



私はもう引退だけどまたみんなで遊べたらいいな。





みんなで過ごした時間は一生の宝物です。大好き。





また、ね。







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