【完】サックスパートの日常
「ちょっと和樹くん、注意してきてよ。」
ナミちゃんが和樹くんに無茶振りをする。
「え?俺?まぁいいけど。」
立ち上がる和樹くん。
「は?ちょっ、和樹、行くな。」
智也先輩が慌てて止めます。
だけど高校生たちにバレて睨まれました。
すると今まで座っていた由美先輩が立ち上がりました。
「すみません、迷惑なので静かにしてもらえませんか。」
由美先輩のこの言葉に私達も高校生たちも唖然。
でも凛とした姿でハッキリと告げた由美先輩はとてもかっこよかったです。
高校生たちはそれから私達が降りるまで喋りませんでした。