爆笑カップルでやってみよう。






……………が、やはりだめみたいだ。



走りたいが足が言うことを聞かない。
体が重くて倒れそう。
ああ、ぼーーっとしてきた。




コートから出よう。




そう思ったときだった。








「野崎、ボール!!」





「…………な」


『パシっ』









息を吐いたような声を出した瞬間、俺の目の前に、見慣れた小さな体が映った。







「…美丘。」




< 29 / 73 >

この作品をシェア

pagetop