サンドリヨンに憧れて
白馬には乗っていないけど、営業の王子と言われた彼・・・

藍子・・・あんたが言いたいことはわかった。

「さてと、午後は私帰るから」

「え?藍子帰るん?」

「また連絡する・・ほんならお疲れ」

一人出て行こうとしたので私は後ろを追いかけた。

「藍子!」

「香澄・・・後で連絡するから・・」

庄司もおらへんし・・藍子は帰るし・・何があったんやろ?

仕方ない・・・本人の連絡を待つしかないか・・・

昼休みギリギリに部屋に戻ると、私のパソコンに課長からのメールが届いていた。

内容を見て顔が思わず引きつってしまった・・・。

外回りの帰り道、香澄の両親に偶然あった。今晩店に行くから、定時で上がれる

ようにしといてくれ。

社内メールに送ってくるもんとちゃうやんか!と心の中で叫んでいた。

「香澄さんどうかしましたか?」

「あ・・うん・・大丈夫・・・」

話が早すぎる・・・・ついて行けないのは私だけかも・・・。

俯きながらため息をつき定時までに上げないといけない書類の打ち込みを

ただ黙々とこなしていた。

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