サンドリヨンに憧れて
「へぇーそれじゃ・・部長も相当きついんですね・・」

「あの人がおらんかったら今の営業部はないな・・・」

「いつも私達にはやさしくて面白いおっちゃんって感じなのに・・」

「もうすぐ・・定年やしな・・」

「じゃ・・相当人事が動くんじゃ・・」

「庄司、お前も変わるかもしれんぞ」

「転勤ですか?」

「お前を転勤させるぐらいなら、他の奴、飛ばすわ」

「加藤さん・・俺がんばりますから」

「黒田さんを早く楽させたれよ・・」

「加藤さん・・」

「じゃ結婚も・・もうすぐかな?藍子」

「相手に聞いて・・」

「庄司・・・早く結婚せな・・藍子はもてるからね・・」

「お前・・脅す気か?お前だってはよもらって貰わんと・・」

「心配すんな・・俺と結婚するから・・な、香澄」

今日だけで私は何回顔を赤らめることが続くのか・・・

この彼に何度言葉で翻弄されるのか・・・

「香澄・・このわずかな時間でめっちゃ惚れてるやろ?加藤さんに・・」

「え?あ・・それは・・」

「黒田さん・・俺のほうが惚れてるよ」

「加藤さん、香澄・・キュン死にしますよ」

「俺がキュン死にするかもな・・」

その返しに藍子も庄司も開いた口が閉じれていなかった。

庄司はグラスをもったままフリーズしていた。

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