サンドリヨンに憧れて
寝ているベットがゆっくりと沈んだ・・・

目を明けると彼が私の横で添い寝をしてくれた。

「香澄・・大丈夫か・・」

「うん・・」

「香澄・・・」

その声に顔を上げると、手を添えて顎を持ち上げ唇を重ねた。

お酒で全身が熱くなっているのに、身体が密着した所がさらに熱く感じ出した。

浴衣の裾が乱れてその隙間から彼の手が私の肌を触れていく・・

その動きに身体がよじれ彼の身体にさらに密着してしまった。

腰紐を解かれ私の浴衣は、はだけて半分身体が露わになった。

じっと私の目を見つめながらゆっくりと肩から浴衣を脱がせた・・・

「孝男さん・・明かり・・落として」恥ずかしくて胸元を両手で隠した。

「・・わかった」

部屋の明かりを落とし私に背中をむけたまま彼が浴衣を脱いだ。

その背中に寄り添いたい・・彼がベットに座った時

背中に近づき後ろから抱きしめた。

「香澄・・?」

「暫く・・こうさせて・・」

彼の背中の温もりを感じながらギュッと力を入れて抱きしめた。

「これじゃ・・香澄のこと・・抱かれへん・・」

私の手を解き身体の向きを変えゆっくりと寝かされた。

「これ以上・・俺をドキドキさせんとってくれ・・」

そっと唇を重ね合わせ・・・私は目を閉じた。

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