サンドリヨンに憧れて
「大丈夫か・・・」

「まだ・・ぼーっとしてる・・・」

「だから・・そんな目をしてるんか・・」

「え・・」

「そんな顔・・俺だけにみせろよ・・」

髪の間に手を入れその手がゆっくりと髪から首筋へ下りてきた・・

その感覚が背中まで伝わってくる・・

まだ重く感じる身体なのに反応だけは敏感になっていた。

「あかん・・って・・」

「でも・・欲しそうな・・顔してる・・」

「え・・・」

指先がゆっくりと背中を撫で始めた・・

その動きが段々と私の身体のあちこちを触れ始め

また私を心地いい世界へ連れて行ってくれた・・・

こんなにも私のことを愛してくれるなんて・・

今朝まで心配していたことなんて頭の中からすっぽり消えていた。

この時間がずっと続いてほしい・・・

私だけ・・・見ていてほしい・・・

お願い・・・

そんなことを考えながら彼の腕の中で眠った。








< 96 / 189 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop