私のいじめと友情物語
「あ……」
今になって体の震えが……。
「……やっぱりね。大丈夫なわけないじゃない。ほら、……立てる?」
その子は座り込んでいる私に手を差し伸べてきた。
「……うん……」
その子の手はとても暖かくて安心できた。
「……じゃあ、あなたの家まで送ってくよ、また危ない目にあったら嫌だし」
そう言ってその子は私の家まで送ってくれた。
「……じゃ、またね。これからは気をつけてね」
そう言ってその子はさっききた道を戻っていった。私はその子に向かって叫んだ。
「……たっ、助けてくれてありがとーー!!」