一途な彼と不器用彼女①


蒼依「そういえば唯斗君って白蝶(Hakutyo)って族の総長だよね。」


唯斗「なんで...知ってる...?」


ふふ...私をなめちゃだめよ。


私の情報はハンパないからね。


蒼依「元紺野組時期組長だからね。」


唯斗「あ、そういえばそーだったな。」


蒼依「ありがとう。
その族って優兎斗の居場所を残すために作ったんだよね。」


唯斗「っ!あ、ああ。
優兎斗が白蝶って事を知ってた俺は優兎斗が死んでから優兎斗に助けられた奴等を集めて作ったんだ。」


やっぱり...優兎斗...あなたは本当にいろんな人に愛されてたんだね...。


蒼依「ごめんね...実の兄を殺した私だけどでも唯斗君に頼みがあるの。
実は...____________...。」


唯斗「蒼依からの願いなら断ったら天から罰が落ちるな。
しょうがねーな、今回だけだからな?」


唯斗君....ありがとう....。


唯斗「でもそれで蒼依は後悔しねーの?」


蒼依「うん、大丈夫。
そうしないとあいつらはかわいそうでしょ?
今回の手術で死んじゃうかもしれないんだから。
死んだやつの事をずっと引きずっても楽しくないって教えてくれたのは優兎斗だしね。」


唯斗「そうか、ならいい。
ただお前も気を付けろよ。
手術する前の日はあれだからな。
殺されちゃただじゃねーぞ?」


ふふ...唯斗君...私は殺されないからね?


私は殺されに行くんじゃなくてけじめを付けに行くだけだから。


蒼依「うん、ありがと。
日時はさっき言った日にね。
でも白蝶の人たちの承認?もいるから一回白蝶の倉庫にいくから暇なときに言って。
あ、これ私のメアドね。」


唯斗「わかった。
今日は悪かったな。」


蒼依「ありがとう。
今日は本当にいい日になった。」


ねぇ...優兎斗聞こえる...?


私優兎斗の分までいきるからだから上からちゃんと見守っててよ。


そしてこれからやることがおかしいことでも何も言わないで。


これが私なりのけじめだから。


そしてまた優兎斗に会いに行くね。


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