一途な彼と不器用彼女①

* 私が出した答え*

*蒼依side*


唯斗君と出会ってから６日たった。


唯斗君に渡された物は今でも持っている。


渡された長細い箱の中はネックレスだった。


それも世界にひとつしかないネックレスらしい。


私はそれを今でも形見外さずつけている。


そして唯斗君と出会った次の日私は疾風達を呼び出して話をした。


手術を受けること。


熱田悠葵と明日対決すること。


そして今日の計画も全て。


するとみんなは“頑張れ”って言ってくれたのと共に“後悔はしないのか？”って言われた。


まぁ、後悔しないのか？って聞かれたら悩むけどでもみんなの幸せを考えたらね。


それに私は１人でも生きていけるから。


そして私は疾風達に“優依達の事お願い”と伝えた。


たまには会いに行くけどでも毎日はさすがに無理だし。


私がもっと強くなったらちゃんと迎えにいくからそれまでまってて。


疾風達と話した日から私は時間を大切にした。


下っ端の子達とも仲良くなった。


そしてみんなで写真もとった。


思い出がある分別れるのは辛いかもしれないけどでもいい。


今だけは自分の存在価値を知りたかった。


でもそれも今日でおわり。


私は今日自分の手で居場所を捨てる。


ただいまの時刻、18:00。


もうすぐだ、私がここからいなくなるのは。


今ここには幹部全員いる。


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