一途な彼と不器用彼女①


星「まぁそーだよな。
...まぁお帰り、蒼依。」


蒼依「うん。
ありがと...ってなにか来る。」


は...?なにかって...何が?


そう思ったやつは多いだろう。


だけど次の瞬間に答えが現れたんだ。


急に病室の扉が開かれ


?「蒼ちゃーん!」


そう言いながら蒼依に抱きつく。


...って抱きつくってどうよ。


俺まだ彼氏?じゃないけどでもこういうの見せられると腹が立つ。


蒼依「ねぇ...零離れて。」


って零ってやつだったわけな。


確か殺気がめっちゃ強かったやつだ。


零「ダメだよ!
僕離れないからね。」


ってかこんな性格だったっけな。


さっきはもっとこう怖かった?


なんか近づけない感じだったけど。


今はさっきとは真逆だ。


蒼依「零可愛いんだけど離れて。」


ってまだ抱きついてたわけかよ。


蒼依ももっと嫌がれよ。


零「じゃあ“アレ”してくれたら離れるよ!」


蒼依「アレで言い訳?
いつもアレしたら離れるけど。」


さっきから勝手に進んでいる話なんだが“アレ”ってなんなわけ?


ってかアレって言ってから疾風達と星さんは俺の方チラチラ見てくるし。


零っていう男は俺を見てニヤニヤしてくるし。


本当に気持ち悪い。


零「もっちろん!」


そういった零は腰を屈める。


そして疾風は俺に“お前は見ない方がいい”そういってきた。


なんだよマジで今から何が始まるわけ?


俺がそう思っているとき蒼依に変化が。


蒼依は零に近づきそして...


チュッ...


零の頬に蒼依からキスを落とした。


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