痛々しくて痛い
普段の漫画で見せているタッチとは異なる、とてもファンシーで、なおかつシンプルな線描の絵柄だった。


つまりそれだけ具現化しやすいフォルムであるという事だ。


「これ、実際にあみぐるみになったら、すっごく可愛いだろうな~」


絵が上手というだけでなく、こんなに魅力的なキャラクターを作り出せるその才能がホントに羨ましい。


『ほぉ~、』と感嘆のため息を吐きながら、メール本文に目を通してみると、改めて、あみぐるみを依頼する旨の文章と、ウェルカムドールを扱っているショップのサイトURLがいくつか記載されていた。


すぐさまレスポンスを作成する。


無事メールを受け取った事、添付されていた画像への称賛、そして私も改めて、喜んで依頼をお受けする旨を書き込んで送信。


今頃はもう優子ちゃんは仕事に突入しているだろうけど、別にすぐに読んでもらえなくても良いしね。


ひとまず「了解しました」という返事はこの段階で送っておきたかったのだ。


優子ちゃんの仕事が一段落してメールチェックをした際に、『あ、すぐにレスくれてたんだな』と思ってもらえるように。


とりあえず、今日はここまでにしておこう。


思っていた程のダメージは受けなかったけれど、新部署での初勤務はやはりそれなりに疲労した。
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