痛々しくて痛い
「ん?」
「今、俺らの部署の課長やってる人が、元々総務課の仕事を担当しつつ広報業務も掛け持ちでやってたらしいんだ。期日までに終わらせるのが精一杯で、クオリティーまで考えている余裕がなかったって言ってた」
「え?じゃあ、麻宮君の異動先って、最近できたばっかりってこと?」
「ああ」
「まだ入社して3年未満なのに、新設部署のメンバーに抜擢されるなんてすごくなーい?」
「ホントだよね?麻宮君、真々田屋の期待の星なんだー」
「それ言ったら綿貫もそうだぜ」
興奮している吉田と星野に、俺は何気なくそう言い放った。
その瞬間、時が止まったように二人がフリーズする。
あ。唐突過ぎて、何のこっちゃ分からんよな…と思いつつ、内容の補足をしようとした俺は、ふと横からの強い視線を感じ、そちらに顔を向けた。
何やら微妙な表情を浮かべている陣内と目が合う。
「?何だよ?」
訝しく思いそう問い掛けたけれど、陣内からの返事はなかった。
そこでふいに思い出す。
そういえば、コイツに綿貫と吉田の関係性を説明するつもりだったけど、なんやかんやでその時間が取れなかったな。
「わた、ぬき…?」
するとその間に、思考回路が復活したらしい吉田が、疑問形で掠れた声を発した。
「まさか、高校の時に同じクラスだった、あの綿貫愛実?」
「今、俺らの部署の課長やってる人が、元々総務課の仕事を担当しつつ広報業務も掛け持ちでやってたらしいんだ。期日までに終わらせるのが精一杯で、クオリティーまで考えている余裕がなかったって言ってた」
「え?じゃあ、麻宮君の異動先って、最近できたばっかりってこと?」
「ああ」
「まだ入社して3年未満なのに、新設部署のメンバーに抜擢されるなんてすごくなーい?」
「ホントだよね?麻宮君、真々田屋の期待の星なんだー」
「それ言ったら綿貫もそうだぜ」
興奮している吉田と星野に、俺は何気なくそう言い放った。
その瞬間、時が止まったように二人がフリーズする。
あ。唐突過ぎて、何のこっちゃ分からんよな…と思いつつ、内容の補足をしようとした俺は、ふと横からの強い視線を感じ、そちらに顔を向けた。
何やら微妙な表情を浮かべている陣内と目が合う。
「?何だよ?」
訝しく思いそう問い掛けたけれど、陣内からの返事はなかった。
そこでふいに思い出す。
そういえば、コイツに綿貫と吉田の関係性を説明するつもりだったけど、なんやかんやでその時間が取れなかったな。
「わた、ぬき…?」
するとその間に、思考回路が復活したらしい吉田が、疑問形で掠れた声を発した。
「まさか、高校の時に同じクラスだった、あの綿貫愛実?」