痛々しくて痛い
というか、衝動的に声を発していた。


「お前らさっきから一体何なワケ?」


一気に頭に血が上り、とてもじゃないけど冷静に言葉を挟む余裕なんかなかった。


「俺と綿貫は同僚だっつっただろ?新規部署で、右も左も分からない状態で、それでも足並み揃えてこれから共に頑張っていく仲間なんだよ」


目を見開き、再び固まった状態で、吉田と星野は俺を凝視している。


「それなのに、そんな風に目の前でこれでもかとばかりに見下し発言されてたら、すっげー気分悪いんだけど」

「はぁ~?」


しかし吉田はすぐさま自分を取り戻し、虚勢を張るためか、半笑いを浮かべながら反撃して来た。


「麻宮君だって高校時代、アイツとは全然関わりを持とうとしなかったくせに、何をいきなり『仲間』だなんて熱く語っちゃってんの?」

「昔は昔、今は今だろ」


俺はその言葉の礫を勢い良く払いのける。


「昔はその機会がなかったから付き合いが薄かったってだけの話で、でも、間違いなく綿貫は今、俺達にとってかけがいのない大切な存在なんだよ。しかも話を聞く限り、アイツに落ち度なんかこれっぽっちもないじゃないか」


二人を交互に睨み付けつつ言葉を投げ付けた。


「だからアイツを悪く言うのはよせ。今のお前らこそ、人として最悪だし、責められるべき立場だぞ」


「…っ。何なのよっ。もう!」
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